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神社に行った話…上野東照宮

今回参拝した神社…上野東照宮

 

上野東照宮について

上野東照宮は慶安4(1627)年創建で、武将として有名な藤堂高虎の手による。

社伝によると家康が臨終の際、側近の高虎及び天海僧正を呼び、三人の魂が一緒に鎮まる所を作って欲しい、と遺言したという。そしてこの東照宮が建てられたのだが、当初の祭神は遺言通り徳川家康天海僧正藤堂高虎の三人だったとか。

幕威が盛んだった時代に建てられたため今も残る鳥居・石燈籠・銅燈籠は諸大名が寄進したもので、どんな大名が寄進しているか探してみるのも一興だろう。

 

そんな上野東照宮は数々の動乱を潜り抜けてきた。上野一帯が焼亡した上野戦争関東大震災第二次世界大戦といった戦火に遭いながらも、創建当時のまま社殿が維持されているのは、天下人徳川家康の神徳によるものだろうか。

現在の祭神は徳川家康徳川吉宗徳川慶喜の三将軍。上野と言う行楽地にあることもあり、また令和4年1月現在、生まれたばかりのパンダの御朱印を発行していることもあり、多くの人が参拝に訪れている。以下、写真とその説明。

 

・神社の写真

・参道と鳥居

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参道の入り口。鉄道利用だとここから入るのが便利。実は境内の横にも参道がある。

 

・水舎門

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参道を進むとこの門をくぐることになる。創建当初から残る貴重な門。

 

・神楽殿

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楽殿。明治7(1874)年のもの。現在でも定期的に神楽が行われている。

 

・唐門・拝殿

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唐門と拝殿。両方とも創建当初のもので、国指定重要文化財。左甚五郎作と伝わる彫刻が見事である。なお、社殿は拝観料を支払えば外部を見学できる。

 

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門の内側から撮った社殿がこちら。筆者の腕ではこれが限界。


・栄誉権現

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栄誉権現。元は大奥にあったらしいが、暴れて(!?)追放。その後いろいろな家を転々とした挙句、大正年間にこの地へ移る。家康のイメージから遷座したのだろうか?

 

・おわりに

上野東照宮は立地が良く、また私が個人的に東京国立博物館へ良く行くこともあり、ちょくちょく参拝する神社である。上野かいわいに出かける時には、ふらっと寄ってみると面白いかも知れない。

 

・参考サイト

上野東照宮ホームページ

www.uenotoshogu.com